精米って何?
お米は、田んぼで収穫した状態では「もみ」のままです。
このもみ殻を取り除いたものが「玄米」。
玄米から、さらに外側のヌカ層や胚芽をどれだけ削るかによって、いつも食卓で見る「白米」になります。
つまり精米とは、玄米を削って白くする工程のこと。
削り具合(=精米度合い)によって、お米の味や食感、栄養のバランスが大きく変わります。
最近は、白米の食べやすさと玄米の栄養の間をとった「分づき米」、
さらに表面加工を施して“とがずに炊ける”ようにした「無洗米」など、暮らしに合わせた精米方法が選ばれるようになりました。
🔍UKA農園では「無洗米」で販売しています!
当農園では、お客様の声や日々の使いやすさを考えて
無洗米を標準としてお届けしています。
- とぎ汁を出さずに環境にやさしい
- 忙しいご家庭でも手間いらず
- キャンプやアウトドアでも便利
普段のお米を変えずに、時間だけが短縮される。
そんな“ちょっと良い選択”ができるのが無洗米です。
精米度合いを変えるだけで、同じお米でも味わいが大きく変わります。
このあと、精米方法ごとの特徴をわかりやすく紹介していきますので、
ぜひご家庭にぴったりな精米を見つけてみてください。
精米度でどう変わる?「栄養・保存性・使いやすさ」の違い
お米は、精米度(玄米 → ぶづき米 → 白米 → 無洗米)によって
**栄養・保存性・日々の使いやすさ(水の使用量)**が少しずつ変化していきます。
選ぶ基準は「どれが優れているか」ではなく、
生活スタイルや好みに合わせることが大切です。
🔍 精米度による違い(早見表)
| 精米度 | 栄養 (ビタミンB群・食物繊維など) | 保存性 | 日々の使いやすさ(手間・水使用量) | 一言特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 玄米 | ★★★ | ★ | ★ | 栄養は最強 炊き方にコツ |
| 3分づき | ★★☆ | ★★ | ★☆ | 栄養が多く玄米寄りの風味 |
| 5分づき | ★★ | ★★ | ★★ | バランス型、色や食感に個性 |
| 7分づき | ★☆ | ★★★ | ★★☆ | ほぼ白米で食べやすい |
| 白米 | ★ | ★★★☆ | ★★★ | 迷ったらこれ |
| 無洗米 | ★ | ★★★★ | ★★★★ | 白米同等の栄養+ラク&環境配慮 |
✍️ 園長(うちの体験談)
5ぶづきを試してみたところ、
炊きあがりがやや黄色っぽくなり、
白米との 1:1ブレンド炊きが食べやすくておすすめでした。1:1ブレンド炊きでは、
少しだけ香り・粘り・ツヤが控えめになる印象でした。
ただ、味自体は大きく変わらず、しっかり美味しいです。冷めても べちゃっとしにくいので、
お弁当やおにぎりに向いていると感じました。もっちり食感にしたいときは白米多め、
栄養を少しプラスしたいときは5ぶづき多め…など
ブレンド比率で食感を調整しやすいのもポイントです。
※ぶづき米は 3・5・7ぶづきが可能ですが、
現状は需要が多ければ提供を検討したいという方針です。
📌 補足:玄米の保存性について
「玄米の方が保存に強い」と言われることもありますが、
これは 冷蔵など適切な保管環境が前提です。
糠に含まれる油分が酸化しやすいため、
常温では白米より傷みが早くなる場合があります。
今どきのスタンダード。無洗米の魅力と、より美味しく食べるコツ
当園では、基本的に 無洗米を標準としてお届けしています。
「洗わなくていいのに、おいしい」——
そんな現代の暮らしに寄り添ったお米です。
■ 無洗米ってどんなお米?
精米時に出る「肌ヌカ(薄いヌカ層)」を専用の工程で落とし、
最初から洗う手間が省けるように仕上げたお米です。
ヌカが落ちているため、
- 研ぎ洗いの必要がない
- 炊飯時の水量が安定しやすい
- 酸化しにくく保存性が高い
といったメリットがあります。
※精米度は白米と同じなので、
栄養や美味しさが劣るということはありません。
■ 無洗米なのに、軽くすすいだほうが良い理由
無洗米=研がなくて良いお米です。
ですが当園では、できれば 1~2回軽くすすぐことをおすすめしています。
理由は2つです。
- 微細なヌカ粉を流して
→ 雑味を抑え、透明感ある炊きあがりに - ごくまれな混入物(皮片・埃など)を除くため
→ 食品加工上ゼロにできないため、安全の観点で
洗い過ぎ(ゴシゴシ研ぐ)は逆にお米が割れてしまい、
うまみが流れる原因になるので 軽くでOKです。
■ 保存性にも優れたお米
玄米は適切な保管環境下での保存性が高い一方、
常温では白米より油分の酸化が早く進むこともあります。
無洗米は肌ヌカが少ないぶん、
- 酸化に強い
- 虫の発生リスクが少ない
という利点があり、日常使いに安心です。
■ 無洗米を選ぶ理由は「暮らしやすさ」
忙しい毎日の中でも、
「ごはんをもっと気軽に、美味しく食べてほしい。」
その思いから、当園では
無洗米を標準として販売しています。
- 時短になる
- 水の使用量が少ない(災害時にも強い)
- 続けやすい
毎日食べるものだからこそ、
手間が少ないことは大きな価値です。
最後に:自分に合ったお米選びで、毎日のごはんをもっと楽しく
お米は、精米度によって
栄養・保存性・使いやすさ・味わいが大きく変わります。
- 栄養と香りを重視したい → 玄米〜7分づき
- バランス重視の定番 → 白米
- 手軽さ × おいしさを両立したい → 無洗米
特に園長としては…
✅ 迷ったら無洗米がおすすめ!
なぜなら、
- 余計な糠(ヌカ)だけを丁寧に取り除く技術
- 研ぎすぎによる味の劣化を防げる
- 時間・水の節約(エコ)
- 手早いから誰でも安定しておいしく炊ける
と、メリットがすごく大きいからです。
ただし——
完全に“洗わない”のは推奨しません!
米袋には紙粉などの異物が混ざることもあるため、
軽く1〜2回すすいでから炊くのがおすすめです。
そして次回以降においしいお米の炊き方を紹介できたらなと考えておりますのでお楽しみに!

